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Tuesday, May 11, 2010

Petit photo-trip, Katsushika-Shibamata Part2

小さな旅~葛飾柴又(第2部)…♪

桜が咲いております
懐かしい葛飾の桜が今年も咲いておりまぁ~すッ
わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します


渥美清が演じる“フーテンの寅”は、映画の冒頭で、この有名な口上を述べる。
帝釈天を語るに、柴又を舞台にした映画『男はつらいよ』を抜きに語ることはできない。

昭和44年(1969)から平成7年(1995)に至る「寅さん映画・48作」は、
ギネスブックに「同一俳優による最長寿シリーズ」として認定されている。

1996年に渥美清が他界して、寅さんシリーズは終了した。
同時に、この耳に馴染んだ香具師の口上も消えてしまった…と思っていた。

でもそれは間違いであった。
この日、帝釈天の境内で、レスリングの浜口京子さんに似た猿まわしが、寅さんお馴染みの口上のように、可笑しく流暢な口上を披露して、我々を楽しませてくれた。




奈良時代の嶋俣(しままた)、すなわち現在の柴又には、孔王部(あなほべ)姓の一族が住んでいた。

養老5年(西暦721年)の戸籍には、
孔王部刀良(あなほべ とら)、孔王部佐久良売(あなほべ さくら:「め」は女性であることを示す)の名が
残されている。

映画「男はつらいよ」の舞台となった葛飾柴又には、1300年前にもトラさん、サクラさんが暮らしていたことになる。

帝釈天と草だんごに代表される『柴又名物』であるが、これに「寅さん」や「さくらさん」が加えられても不思議ではない。
帝釈天や草だんごよりも、寅さんやさくらさんの方が、葛飾柴又にとっては古くからの馴染みなのだから。

映画の中に必ず登場する「帝釈天参道商店街」は、映画の重要な構成要素となっている。

今も参道で店を営む高木屋老舗が、寅さんが帰郷する『くるまや/第39作まではとらや』のモデルであり、
この高木屋老舗の女将さんが、“オバちゃん”のモデルになったといわれる。




帝釈天の正門にあたる二天門は、映画の中に度々登場した。

ニ天門に下に立つと、寅さんが帰郷するシーンや、マドンナが柴又まで寅さんを訪ねてくるシーンが思い出され、笠智衆が演じた御前様や、寺男役の佐藤蛾次郎の姿が懐かしい。

下町情緒を色濃く残す帝釈天参道は、この門から京成柴又駅の寅さん像がある駅前広場まで続く。
参道の長さは約250mと、歩いて感じる以上に短い。



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Tuesday, May 4, 2010

Petit photo-trip, Katsushika-Shibamata Part 1

小さな旅~葛飾柴又(第1部)…♪

今年のゴールデンウィークは、25年ぶりと報道されたように、青天の日が続いている。

まるで、
季節の恒例のように思える『高速道路大渋滞』のニュースが、
今年の晴天によって、拍車をかけられているように感じられてならない。

これに加えて、前原国土交通相の
休日マイカー高速料金、上限千円の割引制度を、五月末で終了する…」との発言が、
われわれ庶民の外出意欲を喚起して、この大渋滞に、さらなる追い討ちをかけることとなった。

休日マイカー割引制度は、とても魅力的な制度であった。
私の場合これを利用して田舎に帰ると、往復二万円近い高速料金が、その十分の一の二千円で済む。

ガソリン代を加味しても、
飛行機利用はもちろん、新幹線利用(補足:北陸新幹線は未開通)よりも安く、
女房と二人で帰れば、更に子供の家族が加われば、それはもう、破格の値段の格安帰省が実現される。

「安く帰れる時にこそ、帰っておきたい」と、誰もが、そう願う。
今回の帰省が「格安帰省の最後の機会になる~」のかも知れない…のだから。



格安の費用で帰省することが目的であって、これが満たされるのであれば、大渋滞は想定内のこと。
如何に大渋滞の時期にあっても、必ず渋滞が緩む時間帯が有ることを…私たちは、経験的に知っている。

古人の『忙中閑あり』という名言を信じて、
出発の日時を探ろうと、ネットなどを駆使して道路の混雑状況を調べていた。

混雑する朝夕は、50㎞から60㎞の大渋滞が頻発して、
関越道はもちろん、上信越道の各所で、普段は混まない日中でさえも、30㎞前後の渋滞が起こっている。

渋滞は想定内としたが、これ程までの渋滞は、まったくの想定外

残念ではあるが、今年のG.W.は子供たち家族と別行動をとることにして、女房と私は 京成電車で 寅さんとさくらさんの“柴又”へと向かった


記録によれば、古より葛飾柴又(かつしか しばまた)には、トラさんとサクラさんが住んでいた




   人影が無いような“うすきれいな町”に行くと、僕は手も足も出ないんだよねッ!

これは森山大道の言葉、彼は世界的に人気を博す日本写真界の大御所である。
人混みこそが、町の美しさなのだ」と言ってはばからない彼が選ぶ撮影場所は、新宿などに代表される
ように、人が多く集まる場所。

私がスナップの場所として選ぶのも、
同じく人が多い場所であり、人ごみの中に自分自身が埋没できる場所をベストとする。

私の 心惹かれる写真のモチーフは、『人の居る風景』に他ならない。

帝釈天へ行けば、いつも、人があふれている。
庚申の日ともなれば、境内ばかりでなく下町情緒を残す参道までが、数十万人の参詣客で溢れ返る。



常用感度であるiso=400は、今回もその設定は変わらない。
絞りをf=8に固定して、2~3mに置きピンして撮った写真は、凡そパン・フォーカス状態(^^♪

置きピン撮影は、AFの合集点時間の遅れによってシャッターチャンスを逃す心配を無くしてくる。
大げさに言えば、スナップシューターは、シャッターチャンスの一瞬に生きている。
ゆえに、合焦時間の遅れが、致命傷になることもある。
置きピン撮影は、その失敗を防いでくれる。


[2010年]5月3日に帝釈の天参道で撮った“人ごみスナップ”の中から今日は、3枚選んで掲示した。

人と人との“微妙な距離感覚”を重視して選び出した3枚である。
カルティエ=ブレッソンから学んだ、“配置の妙”を感じて頂けたら、これに勝る喜びはない。