Sunday, May 1, 2011

We hope that the sadness will be healed.

悲しみが癒されることを願う!

柔らかな春の陽射しの中を、桜の花びらが、散っていく。
桜の花びらは、どうしてこんなに、あわただしく散ってしまうのだろうか。

桜には、静める心が…落ち着いた気持が、無いのだろうか~と詠ったのは、平安時代の歌人
紀友則であった。

   ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ

今年の桜は、散るのが早かった。
お花見を「自粛する、自粛しない」の結論を待たずして、今年の桜は散ってしまった。


  Abundant in both marine and agricultural products, the Tohoku region is also known for its rice
  production. It produces many traditional crafts with rich local color. If people actively buy these
  products, it will provide a marked boost to the economy.



自粛に反対する意見が、数多くあった。

過度の自粛は、生活の場での潤を無くし、国の活力まで失わせてしまい、
被災地の復興にも悪影響を与えるという意見であった。

それでも、震災で多くの人が亡くなり、それを上回る数の人が行方不明のままなのだ。
避難所で苦しい生活を強いられている人も数多い。
東京電力・福島第一原子力発電所の事故も収束をみず、首都圏の電力不足が長らく問題になる。

こうした状況に配慮すれば、人として、何事も控えめにしようとする気持ちは、誰もが納得できるものだ。
我が家でも、今年の花見は、家族の総意として、自粛した。



平安時代から以降、日本では ただ“”といえば“”を示す。

そんな日本人の生活に溶け込んだ桜も、今年は 早々と散ってしまった。
小倉山百人一首」の紀友則の名歌は、散り往く桜の哀愁を心に響かせる…殊更に今年は!


  In the post-earthquake days, people's kindness and compassion have been seen in small acts everywhere.
  We hope that with these acts, the sadness enveloping the areas affected by the earthquake, tsunami and
  other crises will be healed.



各種のメディアが伝えるように、
東日本大震災のその日から、人々の“優しさ”や“思いやり”が、小さな奇跡を起こし続けている。

被災地を覆いつくしている深い悲しみも、この奇跡の中で癒される日が きっと来ると、信じたい。



26 comments:

  1. 今年の桜はずーと待ちわびていたように思う。
    寒かったので開花が遅れてこともあるが、東日本の地震の暗さから救いたい、救われたいという気持ちが強かったのかと思う。
    東京は散ってしまったが、今東北では満開を迎えている。
    少しでも気持ちが安らぐように1日でも長く咲いていて欲しいと思う。
    そして平常な生活にもどりつつ私達がまだ大勢の人々が苦しんで生活していることを忘れてはならない。
    なんとなく記憶の片隅にいってしまうことを私を含め恐れています。

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  2. ☆★☆ Tinyさん…♪ ☆★☆

    桜は日本人の気質にピッタリの花だと思っています。
    融通無碍(ゆうずうむげ)とでも言うべきか、軽やかに楽しく楽しみたい人達には軽やかな楽しみを…、一方、大きくて重い「人生課題」を持って桜に臨む人達には、きちんとした答えを与えてくれる。
    西行宣長をはじめ、幾多の偉人・賢人たちも、桜から大きな答えを貰っているようです(^^♪

    紀友則の一首からも、桜の美しさが…匂うような情景が… 目に浮かんできますね。
    とても視覚的で華やかな歌でありながら、散り往く桜の哀愁も、どことなく感じさせる!(^^)!

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  3. 今何が自分に出来るのかみんなが考えて
    います。僕もこの数週間でたくさん考えました。
    ひとつの考えでなく考える人の数だけ答えがあると
    思います。

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  4. こんばんは

    地震発生からしばらくは写真を撮ろうという意欲がわきませんでした。何事も控えめでしたね。

    こちらの桜は七分咲きくらいです。メジロも蜜を求めて飛んでます。
    一日でも長く花が残って楽しめたらいいなと思ってます。

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  5. 我が家では花見を行いました。
    どこぞの公の立場にあるお方が日本人ならば自粛すべきだとの趣旨の発言があって、それにムッと来ちゃいましてね。

    基本的にはあくまで個人の問題ですから・・・

    個人の立場として、自粛する方が良いのか、自粛しない方が良いのか考え抜いて出した結果ならば、今回のようなことについてはあれこれと他者が文句をつける筋合いはないことだと思っていましたので、それを強制するようなことを公の立場にある方がいうのを聞くとそれは違うんじゃないのと意地になっちゃいました。

    特に被災地の方々にとってはその美しい花を見て楽しんで欲しいと思っているんです。
    その中には私の父も、兄も叔父も叔母も友人もいるんですよ。

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  6. こんばんは
    日本人は桜に思い入れがありますが、
    今年は特に色々なことを考えますね^^

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  7. ☆★☆ Schopさん…♪ ☆★☆

    いつも真摯なコメント頂き、感謝いたします。
    「自分には何ができるのか…」って、実は、私も考えました。
    考えとは裏腹に、有効で直接的行動が出来る機会が、極端に少ないことに腹立たしく思ったものです。

    震災から数日しか経っていない頃、『テレビを消して、仕事に戻ろう!』という論調がありました。
    この論調はモチロン正論ではありますが、震災から数日しか経っていない頃の、TVでは連日悲惨な
    映像を流し続けていた頃の論調ゆえに、ともすれば誤解を受けるのではないかと気にないましたが、
    とても勇気ある論調だと感じたことも事実です。

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  8. ☆★☆ レインボウ・オブ・ドリームさん…♪ ☆★☆

    私もそうでしたが、私の家族も皆おなじでした。
    レインボウ・オブ・ドリームさんと同様に…連日の悲惨な映像を目にし、呆然自失になってしまうのは、人として当たり前のことだと思います。
    そして、誰もそれを、責めることはできないのだと思います。
    ボンボリを連ねた桜の下で、ドンちゃん騒ぎをするなど、とても出来ませんね。
    それでも、静かに桜を愛でて、暫し心を休めることはできます。
    今年こそ、遠くに出かけなくても、身近な場所に咲く桜を愛で、春の到来を爛漫な気持ちで感じ取る。

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  9. ☆★☆ Gatayanさん…♪ ☆★☆

    南三陸町で、迫り来る津波のなか最後まで、
    防災無線で町民に避難を呼びかけ被災した「若き女性職員」。
    その彼女の遺体が、今日、53日ぶりに発見されたとのニュースに触れました。
    難を逃れることのできた町民の方々は「決して彼女のことは忘れない」、最後の最後まで叫び続けた『津波が迫っています。少しでも高い場所へ避難してください』という彼女の声を決して忘れないと、
    インタビューに答えられていました。

    嬉しいことに日本では、桜は何処にでも咲いていて、目にすることができます。
    私も、今年の美しい桜を愛でながら、この女性職員をはじめとする震災を機に知りえた数々の崇高なる魂に想いを寄せた次第!

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  10. ☆★☆ Yutaさん…♪ ☆★☆

    いつもコメント頂き感謝申します。
    そして、ユタさんのおっしゃるとおりだと思います♪
    さまざまの 事おもひ出す 桜かな(松尾芭蕉)
    これからも桜は、今年のことを、そして様々のことを想い出させてくれると信じています。

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  11. お久しぶりです。
    大震災は被災された方たちはもちろんですが、直接被害を
    受けなかった人間にもいろんな傷を残していますよね。
    私も心が沈んだりすることが多いです。

    それでもなんとかみんなで元気を出して、被災された方たちを
    いろんな形で支えていかなければなあと思ったりもします。

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  12. ☆★☆ バジリコさん…♪ ☆★☆

    長らくブログ記事の更新を、休止していましたが、ようやく再開することができました。
    これからも宜しくお願い致します。
    休止はひとえに期末・期首の忙しさの為だったのですが、その間に東日本大震災が起こりました。
    表立っては何も出来ない私ですが、少なくとも連帯の情だけは持ち続けなければ…と思っています。

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  13. ご無沙汰してます。こんにちは。
    今年ほど春が早く来てほしいと思った年はありませんでした。
    そして桜が咲いたら、少しは気持ちは落ち着くだろうか・・・。
    避難されてる方々はこちらからは考えもできないほどの苦労をされているでしょう。
    少しでも早く、落ち着いて生活できる事を願っています。

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  14. ☆★☆ きょうさん…♪ ☆★☆

    子供の日の今日、肉親を、先生を、そして友人を津波に奪い去られた子供たちが沢山いることを
    思うと、ゴールデン・ウィークを遊びほうける気持ちになれなかった…そんな自分に納得しています。

    それでも「清らかに咲いた桜」や「皐月の花々」が美しく咲く景色は、誰にとっても大きな慰めである
    ことに間違いは無いと思います。
    きょうさん、私の拙いブログもなんとか再開しました。
    これからも宜しくお願い致します(*^^)v

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  15. 写真 うまく編集されてますね~
    大仏様も うまい扱い方だと何度みても
    感心してます
    被災地に咲く桜 テレビでもよく 放映されて
    ましたが 他の花より物悲しさを感じます
    今回のあまりに大きな被災で 日本人の殆どの
    人が親族とか友だち等が被災者の中に居られるのでは
    ないでしょうか? お隣さんやお向かいさんと
    話しても 皆 他人事ではないですものね・・・

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  16. Graymanさん、こんにちは。
    すっかりご無沙汰しております。

    大人のいわゆる「花見自粛」とはちがうお話になってしまいますが・・・、

    今年の桜は「忘れてはいけない桜」だと思いました。
    私の場合、母仲間と相談し、子どもたちのために花見に行きました。
    桜のもと、
    一緒に遊び、お弁当を食べ、5感をフル稼働させて、
    こんなときだからこそ「今年の春」というものを感じて欲しかったからです。
    太陽の光がこんなにもあたたかいこと、母がつくったお弁当をみんなで食べられる幸せ、今日会った友達と明日も会える喜び・・・そんなことに思いを馳せてくれるといいね、と皆で話しました。
    これからの未来を担っていく子どもたちにとって
    あたたかいナニカに包まれている時間は必ず力になると信じています。
    そしてその「力」が将来への希望へつながっていく…そんな風に思います。


    被災地の子どもたちが
    愚直に働く大人たちの背中からあたたかいナニカを感じ、
    希望という「力」を得て欲しいと願ってやみません。

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  17. Graymanさん~おはよう~♪(=^^=) 
    こんかいの大震災は本当に心が痛いです
    同じ日本でこんな悲惨な事があるのかと
    テレビのニュースを見ては涙・涙でした~(><)
    一日でも早く安心して暮らせる日が来るように
    心から願ってる毎日です~(_ _)

    「願ひはひとつ」同じ思いですよ~♪(=^^=) 

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  18. こんばんは
    震災から2ヶ月たちましたが
    どうもこれからのことがよく見えません
    地方自治体,NPO法人、個人は色々と活動をしているけど
    肝心のの国からこうするという強いメッセージが届かなく、
    混乱を招いてばかり
    被災者のかたがたや現地で救助、復興の活動をしているかたたちも
    肉体的、精神的にきつくなっているようです

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  19. こんにちは。
    ご無沙汰しております。

    桜の美しさは例年と変わりありませんでしたが、
    春がきた喜びを素直に感じられない事が
    こんなに虚しいとは、思ってもいませんでした。

    一枚目のお写真、とても印象的です。
    3月11日を決して忘れないよう
    心に刻んでおきたい。そう強く思わせてくれました。

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  20. Grayman returnsさんへ。
    二回目の書き込みです。
    いつも素敵なコメント、ありがとうございます(^-^)
    ふと横を見ると、リンクを貼っていただいて
    ありがとうございます。光栄です。
    私の方にも貼らせていただきました。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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  21. ☆★☆ chicoさん…♪ ☆★☆

    奈良の大仏は、去年の撮影です。
    EOS5DMarkⅡのiso感度を6400まで上げて、EF70-200mm F4L IS USMのIS(イメージ
    スタビライザー)機能を効かせて撮ったものです。
    参拝客の少ない時間を見計らって、目立たぬようにそっと撮らせて頂きました。
    モチロン三脚など立てれば叱れます。
    高感度設定可能なカメラとレンズのIS(ブレ補正)機能に助けられての撮影です。
    被災者の方々とは、実のところ、私も無縁ではないのです!
    悼む気持ちで、私の大好きなサクラであるが故に、花見を自粛させていただきました。

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  22. ☆★☆ ニーナさん…♪ ☆★☆

    とても厳粛であったろう今年の、ニーナさん宅のお花見に、想いを馳せました。
    晴れやかで楽しいお花見は、日本の多くの家庭の、家族の歳時記になっていると思います。
    子供の居る、あるいはお年寄りがいらっしゃる家庭では、なお更でしょう。
    明るく楽しい想い出をつくり、毎年、そして何代にも亘って、続く楽しく慈しみの連鎖 (*^^)v
    お花見は、ニーナさんがコメントされているように、とても大切なものだと思います。
    素晴らしいコメントに感謝です。

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  23. ☆★☆ Sixtupo_nekoさん…♪ ☆★☆

    Nekoさん、返信が遅れてしまいました、陳謝ですm(__)m
    そして、
    「願ひはひとつ」同じ思いですよ~♪(=^^=) 
    とのNekoさんからのコメント、嬉しいかぎりです(*^^)v
    そして、そして…あの大震災の影響が、まるで“ボディブロー”のように、徐々に効いて
    きています(^_^;)

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  24. ☆★☆ Yutaさん…♪ ☆★☆

    東北の人たちのねばりやさしさには、いまさらながら、感歎させられています。
    そして、私の田舎の北陸では、はたしてどうなのだろうか…と考えたりもします。
    東北の人々のような…世界から「日本の美徳」と賞賛された…資質を
    備えているのだろうか?~と。
    そんな東北の人々の忍耐が続くうちに、しっかりとした震災復興策がこうじられることを
    願ってやみません。

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  25. ☆★☆ いちこさん…♪ ☆★☆

    誰かが、どこかに、書いていました。
    3月11日の震災の夜、仙台の上空は冴え渡るような星空であったとか…!
    大震災が起こったこんな悲惨な日に、どうしてこんなに澄み渡った星空になるのかと…。

    今年も、例年のように美しいサクラが咲きました。
    津波の瓦礫のそばに、美しいスイセンが咲いたのです。
    知人や、知人の家族が被災した私としては、なんとも~堪らない光景でした。

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  26. ☆★☆ いちこさん…②♪ ☆★☆

    二度にわたる書き込みに感謝♪
    特にことわりのない方は、リンクフリーと判断させて頂いております。
    宜しくお願い致します(笑♪)

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