Wednesday, August 4, 2010

British affairs part 1: British mountain

英国事情 その1:イギリスの山♪

友人の言葉が始まりだった。
“Ben Nevis is the highest mountain in the British Isles.”

ベン・ネビスという、スコットランドに位置する、この山の名は、これ迄に何度も聞かされていた。

何度も聞かされてすっかりお馴染みとなったベン・ネビスだったが、
その標高を訊ねると、わずか 1,344mに過ぎないのだと言うではないか。

英国最高峰とされる山なのに~」と、その余りの低山ぶりに、私は正直言って驚いた。

軽井沢に向かう碓氷バイパスの最高地点が標高 1,000メートルを超える。
軽井沢に住む人達にとって、国道17号の標高 1,000mは“日常の暮らしの一部”なのだと思う。

英国の最高峰が 1,350mに満たないということを知って、日常の暮らしに近すぎるように感じられて、
少なからず違和感を持ったものだ。



スコットランドの最高峰はベン・ネビスで、これが英国の最高峰でもあった。

ならば…と、「それでは、イングランドの最高峰は?」と聞き返すと、
直ちに「湖水地方Lake District)にあるスコーフェル・パイクScafell Pike)」との答えが!

そのスコーフェル・パイクの標高は~なんと978mで、こんどは~1,000mにも満たないのだ。

山らしい山が、英国には少ないようだ。
にもかかわらず英国は、エベレスト初登頂のヒラリーや、
マッターホルン初登頂のウィンパーを初めとして、傑出した登山家を多く輩出している。


 
英国の山歩きは、本格的な登山climbingというよりは、丘歩きhill walkingに近いのかも知れない。

丘歩きファッションは、“赤い防雨ウエア”と“白い帽子”の組み合わせが流行っている。
これはこれで、とてもよく似合っていると思う。

ヒル・ウォーキングで汗ばんだ肌に、涼やかな爽風がここち良い(^_-)-☆



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22 comments:

  1. こんにちは
    Graymanさんもイギリスでヒル・ウォーキングされたのですね
    日本で言えば軽井沢や伊豆高原あたりを歩いているような・・・
    森林の間を歩くと、
    ほおにあたる風はさわやかで心地いいですよね^^

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  2. ☆★☆ Yutaさん…♪ ☆★☆

    3ヶ月ぶりの記事更新となりました。
    早々のコメントに感謝です(^^♪
    現地の人々は皆さん、とてもウォーキングがお好きなようです。
    自然に浸る…って云うか、緑なかにひたすら浸る…ってのが、大好きなんですね!(^^)!

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  3. お久しぶりです。英国なんですね。ネット環境が
    整って良かったです。さて本日の写真ノースフェースの
    赤いウインドブレーカーがとても鮮やかで人物2人の
    配置も素敵です。英国最新情報が更新されるのを楽しみに
    しています。

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  4. こんばんわ
    寄ってみたら更新されておりましてビックリしました。
    お元気でしたか?日本にいるのですか? 猛暑ですよ~(^_^;)アハハ
    イギリスがそんな低い山しかないと始めて知りました。
    でも、山を侮ってはいけません。私など高尾山だって怖いのでケーブルカーで登ります。(^^ゞ
    赤い登山着で・・・

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  5. やっとお帰りですか・・・お疲れ様でした。
    今年は・・・イギリスですか。  いかがでした?

    1000m前後の山と言えば、大和の山々は一番高いところでもそのぐらいの処・・・けれども、そこで修験道は生まれました。

    まかなかちょっと歩く・・・てな感じにはなりません。

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  6. しばらくでした
    ユナイテド キングダムでしたね ヘヘ(^^)/

    ヒル・ウオーキング どこか好い感触がします
    赤のウインドブレーカーがとてもお似合いです
    勿論 ご本人でしょう そう思って見ております

    日本は猛暑ですが 空が高くなり 秋が見えてきた感じが
    します
    英国情報 更新され 二階建てのバスなど 楽しみに
    します。

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  7. ☆★☆ スコップさん…♪ ☆★☆

    お久しぶりです、スコップさん!
    山岳用品のブランド“ノースフェース”とは、流石に専門的ですね。
    カメラを持たずに来て、携帯ならぬスマートフォンで撮っています。
    そもそもはクラウド端末として持ってきたものです。
    撮った写真は、クラウドにあげて…具体的には“Picasa”と“Facebook”にあげて保管しています。

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  8. ☆★☆ Tinyさん…♪ ☆★☆

    同じく私も、もっと高い山があると思っていました。
    大きな森も少なく、草地っていうか牧場ばかりが目に付きます。
    気温は25℃くらいで、これ30℃以上高くなることはめったにありません。

    英国の山には、ロープウェイどころか、はしご場も鎖場もありません。
    ペンキなどの標識の類も皆無です。
    山は自然のままに保っておく」…これが英国式の山との付き合い方のようです(^^♪

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  9. ☆★☆ Gatayanさん…♪ ☆★☆

    お久しぶりですGatayanさん。
    もう少し…そろそろ帰る準備をしなければなりません。
    そうしたね、大和三山も低山でした。
    そして修験道の聖地・大和葛城山も標高は1,000mくらいのものでしたね。
    やっぱり標高が高いことだけが名山の条件では無いのかも知れません!(^^)!

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  10. ☆★☆ Tonkoさん…♪ ☆★☆

    そうです、U.Kです。
    Tonkoさんも湖水地方の経験がおありだそうですね (^^♪
    ワーズワースとベアトリクス・ポターで有名な湖水地方は本当に美しい処ですよね。

    英国のウォーキングは、日本のように健康のために早足で歩くのとは違って、長い距離を散歩のように目的のなくぶらぶら歩きする色彩が強いのです。
    英国人は、ほんとうによく歩きますよね(^^♪
    英国には、歩くのが好きな人が多く、ウォーキングは常に英国人の好むレジャーのトップ3に入っているようです!(^^)!

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  11. お久しぶりです。
    U.Kにいらっしゃるんですね。
    私もLONDON近郊専門でしたが大好きな国です。
    もう一度湖水地方に行きたいものです。
    渓流も山も本当に日本とは違いますね。
    この山も大きな樹もなく、不思議な形ですね。
    牧場の中を流れる地面と高低差のないクリークは大好きで逆に日本でそんな光景を探したりします。

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  12. ☆★☆ kuma-booさん…♪ ☆★☆

    kuma-booさんの2006年頃に展開されたヨーロッパ・シリーズを、私は、よく覚えています。

    湖水地方と云うのは、実は、湖と牧場のかたまり…でしかないような気がします。
    牧場の上は、森林などなくて、ガレ場があるだけです。
    山はガレ場なんですね。
    それでも湖水地方は、モチロン、限りなく美しいのですが…!

    山男でもあるkuma-booさんはもちろんご存知かもしれませんが、英国は“山を自然のままに保存して登る原則”をくずしていないようです。
    ルート標識、山道の整備、はしご場、くさり場などの設置が一切なされないのが英国なのです。
    クリークなども同様です。
    自然を相手にした、正確な“地図の読破能力”が求められる所以です。

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  13. 京都でもやはり低い場所が多く…
    山は最高峰などと言える山でもなく(笑)
    だから少し高いところに行けば周りを見渡せるというのが普通です。
    都会に行くと見上げれば首が痛くなるような高い建物が多くて驚きます。

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  14. ☆★☆ 優雨さん…♪ ☆★☆

    コメントに感謝いたします。
    なるほど、山は高ければよいというものではありませんね。
    京の山は、おっしゃるとおりに、その歴史と風情に価値があるのでしょうね(*^^)v
    京の鬼門にあたる比叡も、たしか八百数十メートルの標高でしたね。
    周山街道を行って、神護寺などの愛宕山も九百数十メートルで1,000メートルに満たなかったはず…!

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  15. ご無沙汰しておりました^^
    今回は、イギリスの山ですね!
    意外と標高の高い山がないんですね。
    京都もさほど、高い山はなかったように思いますが^^;
    丘歩きはしてみたいです(笑)

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  16. ☆★☆ リコラさん…♪ ☆★☆

    ricora-sさんは、上高地に行かれたのですね。
    大正池から梓川沿いに焼岳を傍らに見ながら河童橋まで遡るルートは、日本最高のハイランド・ウォーキングのひとつだと思います。
    更に遡ると嘉門次小屋に至りますが、お天気が不順ならば、小屋で岩魚をごちそうになって帰り、快晴の予想ならば小屋で一泊して、穂高へ…そして槍ヶ岳へと向かったものです。
    懐かしい記憶を、ricora-sさんのブログ記事から回想させて頂きました(*^^)v

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  17. Graymanさん、こんにちは。
    お久しぶりです。
    イギリスにはそういえば高い山がなかったですね。
    丘歩きにもイギリスなりのこだわりがあるのでしょうね。
    それがファッションにも反映しているのかもしれませんね。

    先日富士山五合目まで景色を見に行ってきた我が家ですが、
    あの山のなんともいえない澄んだ空気が吸えただけで大満足。
    やっぱり山はいいですね~。

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  18. Graymanさん、こんにちは、
    お久しぶりです!

    イギリスは高い山ないんですね、
    確かに聞いたことないし
    もしあったとしたら関東地方のように
    晴れるところがありそうです。

    山手線内でのウォーキングもおもしろいですよ、
    迷子になったり体力を消耗しても
    いざとなれば電車に乗れるというオチつきです(笑)

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  19. 昨日、龍馬のお墓がある霊山護国神社に行ってきました。
    上の方に登るとお墓があるのですが、見晴らしがとてもよく、五山の送り火の大の文字や鳥居、舟形が見えました。
    けど、どの山もやはり低かったです(笑)
    山も建物も低いので、京都を見下ろす風景というのはどこから見ても似ています。

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  20. ☆★☆ ニーナさん…♪ ☆★☆

    ニーナさんの堪能された富士山は、英国でもとても有名です。
    彼らの山歩きの装いは、とてもファッショナブルですが、機能重視のとても簡素なものでした。
    英国人は質素倹約の人が多いようです。
    湖水地方は今も英国人あこがれのカントリーサイド。
    丘歩きは、大小さまざまな湖と美しい緑を眺めながら、長い距離を歩くことにこだわりがあるようです。
    “ランブリング(rambling)”という言葉がよく使われ、英国人はとてもよく歩きます(^^♪

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  21. ☆★☆ Hirokiさん…♪ ☆★☆

    Hirokiさんがおっしゃるように、英国では…スコットランドのハイランド(高地)、そして湖水地方や
    コッツウオルズのカントリーサイドばかりが有名で…、ヨーロッパ大陸にあるヨーロッパアルプスの
    山々のような“高名な山”の名を聴いたことがありません。

    猛暑の中を、“山手線内ウォーキング”を楽しむってのも、面白いかも知れません。
    それでも、この地では、
    東京のようなムシムシ感がなくて、真夏でも30℃を越える日は少ないのです。

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  22. ☆★☆ 優雨さん…♪ ☆★☆

    優雨さんは東山散歩を好くなされるのですね(^^♪
    私もむかし、東山(東山通り、白川通り)、今出川きぬかけの道(むかしは産業道路と呼ばれていた)辺りをよく散歩しました。
    京都に市電が走っていた頃ですが、いつも下駄履きで、京洛の街々を歩き回ったものです。

    霊山護国神社ってのは、そんなに足繁く通った神社ではありませんが…祇園さんから清水さんへと
    向かう途中、高台寺みちを登って行くと鎮座している神社ですよね。
    拝殿から更に、石段を登ってゆくと龍馬の墓がある。
    この季節、風のある日は気持ちよくても、風のない日は大変ですね(笑♪)

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